小アルカナ

小アルカナとは

タロットカードのひと組は全部で78枚から構成されており、その内のスートと呼ばれるマーク（棒、剣、聖杯、硬貨 ）が描かれている56枚のカードを小アルカナと言います。小アルカナはカードにシンボルとなるマークがあることや、数札・人物札によって構成されていることから、トランプカードの原型であるとされています。もっとも、トランプの方が歴史的に古く、トランプを参考にしてタロットが生み出されたとする説もあって、その新旧については現在のところ確定していません。さらに言えば、タロットとトランプの関連性自体が無いとする説もあって、統一された見解はありません。 スートの用語解説ページでも記載しておりますが、小アルカナには大きく分けて4つの種類があります。

またそれぞれのカードの種類は、

といった14枚のカードによって構成されています。これら56枚の小アルカナにも大アルカナと同じように意味があり、タロット占い師はその意味を総合的に判断して運勢や運命、相性などのリーディング結果を依頼者に伝えるのです。なお、小アルカナがそれぞれ持っている意味や暗示は、占い師によって必ずしも統一されたものではないことを理解しておきましょう。占い師の経験、コンビネーションリーディングなどの関係性によって、解釈の仕方に違いが生じます。小アルカナのスートが示す方位や四大元素などと合わせて、こちらで挙げるのは正位置での解釈の一例になります。

小アルカナの解釈例