ワンドの9 - NINE of WANDS
カードの説明
一人の人物が、一本の棒を杖代わりにして立ち、不安そうに遠くを眺めています。その頭には包帯が巻かれ、傷を負っていることがわかります。いつまた襲われるかという不安を胸に抱えながら、どのように対処すれば良いのか考えているようにも見えます。一方でその表情からは、不安と共に抑圧に対する不満もにじみ出ているように思われます。理想や崇高さまでは、完全に失っていないことがわかります。
カードの解釈
キーワード
受け身・自己防衛・勇気・抑圧・主導権が無い・意固地・出遅れ
正位置の意味
恋愛・結婚
告白や出会いを待つ受け身の姿勢。反抗は返り討ちに遭う。準備に専念する。苦難を乗り越える。精神的な落ち込みからの回復。タイミングを図る。理想や情熱を保った恋愛。屋内デート。
仕事・金運
計画ありき。綿密なシミュレーション。独りを耐え抜く必要性。成功するかどうかは情熱に比例する。反省が次の成功へつながる。お金が少しずつ貯まっていく。失敗を繰り返さない。
その他
用心深くなる。誘惑に負けない。主導権を握られる。最後の意地を見せられる。行動の前に考える。攻めはNG、守りに徹すると良し。相手の罠に注意する。相手の出方を待つ方が良い。
逆位置の意味
恋愛・結婚
告白、結婚、仲直りなどのタイミングを逃してしまう。予定がすべて狂う。恋愛関係を保てない。未来図が見えてこない。相手に対する不信感。裏切り。待つことに飽きる。心の傷が治らない。
仕事・金運
仲間に裏切られる。自分への自信の無さ。消極的な提案。最初の一歩が踏み出せない。盗難や損失の不安をいつも抱える。思い切った行動が取れない。人間不信に陥る。あぶく銭の不安がある。
その他
理想の達成をあきらめる。過去の痛みを思い出して動けない。完全に守りに入る。攻めに転じられない。何事にも妥協してしまう。目先だけしか見えない。現状を認める強さが無い。自分の殻に籠る。