XI. 正義 - JUSTICE
カードの説明
剣と天秤を持ったその姿から、正義の概念を形にした“裁判の女神”とも言われる11のカード。この正義のカードは一方で、マルセイユ版では8のカードとなっています。右手に掲げた剣は武器としての剣ではなく支配を直感的に示すもので、左手の天秤は客観的かつ公正に物事の善悪を判断する暗示を持っています。裁判官として描かれている女性は、正義を神格化したギリシア神話の女神アストレイアがモチーフとされています。
カードの解釈
キーワード
バランス・公平・判断・両立・善意・孤独・一方通行・不倫・無法
正位置の意味
恋愛・結婚
バランスのとれた二人。相性ばっちり。対等な関係。足りないところを補う間柄。夫婦であり同志。仕事と家庭の両立。社交的。白黒だけで解決を図らない。趣味が同じ。お互いひと目惚れ。思いやりの気持ち。
仕事・金運
グループで活動が吉。部署間の橋渡し的存在。能率を上げる指示ができる。着眼点が鋭い。意見のまとめ役。縁の下の力持ち。副業で成功する。仲介役や調停役が合っている。収支管理が上手い。大勝も無いが大損も無い。
その他
正義感を示す。複数の仕事を同時にこなす。複数の異性と交際できる器用さがある(二股恋愛)。他人の弱点をカバーできる。心理的な安定感がある。創作活動で結果を残す。計画遂行力。仲人役で縁を取り持つ。
逆位置の意味
恋愛・結婚
パートナー選びが上手くいかない。優柔不断。打算の恋愛。相手の気持ちへの理解力不足。苦労を口にして仲が悪化。愛人を作る。モラルに欠ける。一夜の過ちを侵す。愛情の一方通行。相手への疑心暗鬼。舅、姑と不仲。
仕事・金運
対人関係でつまずく。言い訳。怠け癖が抜けない。自尊心が強過ぎる。パートナー選びで失敗する。予測が大きく外れる。相手の実力を見誤る。自分のミスに気付かないで他人のせいにする。不利な条件。左遷される。
その他
趣味や道楽に大支出。八方美人。罪悪感に乏しい。目標が定まらない。年下と上手くいかない。身内が借金を抱える。体力の低下を痛感。悪いことが連鎖する。浮気がばれる。婚約破棄や離婚を言い渡される。悪に屈する。